続・ゲートボールの基本ルール
前節で、ゲートボールはどんどん次のゲートを目指して進んでいくゲームだと言いましたが、ここまででは、 団体競技らしさが全くと言っていいほどありませんでした。一体、チーム分けをしたことにどんな意味があったのでしょうか? 早速、答えを言ってしまうと、ゲートボールでは、コート内のボールに自分のボールを当てるといいことがあります。いいことと いっても、もう一回打てるだけなんですが…このボールに当てる行為のことをタッチといいます。同じ球へのタッチは 1回の打順で1回しかできません。でないと、試合が終わりませんね。


2番が4番にタッチする図
もうひとつ用語を出しますが、 タッチした人はタッチされたボールをスパークと呼ぶ打撃で打つことができます。タッチというのは、ビリヤードで球同士がぶつかることありますよね。 あのようなことがそのままコート上で起きるだけです。スパークは多少特殊ですが、たぶん知っている人もいると思います。自分のボールと、相手のボール (タッチされた球)を足で踏みつけて(下図)自分のボールをパコンとスティックで叩きます。すると、ボール同士は接触しているので、自分のボールを打った勢いが 他方のボールに伝わって飛んでいきます。自分は動きません。そのスパーク打撃が終了すると、自分はもう一回打撃することができるのです。 これのどこがお得なの?と疑問に思う方もいるでしょうが、ゲートボールの基本は次のゲートを通すことです。でも、一人では次のゲートに行くのに一回、通すのに一回 と一つのゲートにつき何順も打数を要します。しかし、味方の球と協力して輸送したり、スパーク打撃によってゲートを通してもらったりすれば格段に効率よく点をとることができます。下に例があります。 また、別の視点から見れば、敵からすると相手の邪魔なボールをスパーク打撃でどこか遠くへ飛ばしてしまおうという考えも出てきます。端的に言うと、タッチ・スパークとは味方の連携の道具であり、 かつ、相手への攻撃手段ということができます。

最左図は横から見た図。右の図はスパーク打撃一連の流れを上から見た図。
(ちなみに、これは2番が1番にタッチした後のスパーク打撃です。青枠は足です。)

今、1,3番ともに第2ゲートを通過しているとしましょう。1番からの打順で第3ゲートを目指す効率を考えます。

―タッチをしないで進めた場合―

各ボールとも、1打目で第3ゲート前方に向かい、2打目でゲートを通ります。両方がゲートを通るのは、 次巡の3番になります。




―タッチとスパークをして進めた場合―

まず、1番が3番にタッチします。次に行きたいのは第3ゲートですから、第3ゲート方面にスパークで送ります。 自分はもう一度打つ権利が発生するので、自分も第3ゲートに向かいます。下の図を見てください。すると、3番の打撃時に、 もう2球とも目指す第3ゲートの近くにいますね。ここで、1番にタッチします。すると、もう第3ゲートの近くにいるので、スパークで ゲート通過を狙うことができます。(スパークで通しても通過になるんですよ。)首尾よく通ったら、自分もタッチ後の打権でゲートを 通過します。もう2球通りましたね!タッチ無しのときより一巡早いです。同じ巡の3番で2球とも通すことができました。 このように、味方で連携していくと効率よく点が取れるのです。

(以降矢印の色を決めたいと思います。普通の打撃(ボールに当てなかった)は黄色タッチは橙スパークは水色とします。)
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